全国福利厚生共済会とはどんな組織でどのようなサービスがあるのでしょうか。
全国福利厚生共済会について調べてみました。
全国福利厚生共済会とは
全国福利厚生共済会っていったいどんな組織なんだろう?というのが一番初めの疑問ですよね。
共済会という名称から考えると、こくみん共済といった保険のイメージが浮かんだのですが、ちょっと調べてみるとちょっとどころではなく違うものだということがわかりました。
組織としての設立がいつからなのか、組織自体の運営を行っているのはどこなのか、組織の機能としてどんなものがあるのかについて知りたいと思ったことを調べてみました。
設立:
設立は2002年7月。一般社団法人全国福利厚生共済会は兵庫県加古川市加古川町で発足した組織です。
代表理事を務めるのは高井利夫氏で、現ケイ・ネットワークグループの会長でもあります。
組織:
一般財団法人全国福利厚生共済会という名前からもわかるように、「財産に法人格を与える」ものであり、設立にあたり必要な金額は300万円以上。
この財産を運用することにより生じる利益をもって事業を継続していくというものです。
「ゆりかご」から誰にもいつかは訪れる「その日」までの人生をトータルサポートすることを目的としている団体です。
現在の会員数は20万人弱ということですからかなり大きな組織であることは間違いありません。
考察:
では、実際にはどんな事業を行うどういった組織なんでしょう。
共済という名前がついていることなどから公的な期間のイメージがわいてくるのですが実際は異なるようです。
全国福利厚生共済会は会員の支払う会費で成り立っている組織です。
月々いくらという会費を払うことで全厚済の提供するサービスを受け取ることができるという形態なのですね。
会費の種類は2種類あり、提供サービスの利用のみなら月額2,800円、相互扶助も対象とするなら月額4,000円の会費となります。
この相互扶助を目的とする場合の仕組みちょっと気になってしまいます。
事実全国福利厚生共済会はマルチレベルマーケティング=MLMという手法をとるビジネスであることは確かです。
相互扶助についてですが、ビジネス会員と呼ばれるこの会員は、新たな会員候補を紹介すればするほど報酬を受け取ることができるシステムになっています。
そして、その会員の紹介した人がさらにほかの会員を紹介すると最初に紹介した人にも報酬が発生するという仕組みです。
親が1人、そこから派生する子供たち、さらに孫、ひ孫・・・と全ての紹介者について親に報酬の権利が発生するということになります。
このシステムは、マルチまがい商法・ねずみ講を連想させます。
代表的で一度は聞いたことのある名前を出すならAで始まる会社でしょうか。
Aは物を販売する会社ですが全国福利厚生共済会は販売ではなくサービスを提供する組織というわけです。
「掛け金を支払い、相互扶助事業をつくり育てる」
というのが全国福利厚生共済会のシステムです。
大まかな事業内容については以下の通りです。
①お祝い金
②ブライダル
③医療・介護・福祉
④個人賠償責任保険
⑥全厚済OffTime
⑦旅行
⑧フレンドショップ
⑨全厚済モール
⑩くらしのサポート
⑪お葬儀・お見舞金
⑫ビジネス
全国福利厚生共済会の提供するライフサポートサービスについて詳細はこちらをご覧ください。
全国福利厚生共済会への入会・退会について
ビジネスチャンスが欲しいと考える人にとってはまず入会してみようと考えるのも一つの方法ですね。
掛け金的にもさほど大きなものでもないですから、一度は行ってみて話を聞いてみるのも経験の一つと割り切って入会してみようと思った際、どうすれば入会できるのでしょうか。
入会の方法
全国福利厚生共済会のサービスを利用するためには共済会員にならなければなりません。
この入会というのが、初めての利用者にとっては少々ハードルが高いものと感じました。
勧誘セミナーなどが実施されており、紹介者からのお誘いに乗るかどうかが初めの一歩です。
共済会会員・プライム会員についての詳細はこちらをご覧ください。
このセミナーに参加する事で全国福利厚生共済会への入会をすることができるようになっています。
全国福利厚生共済会のホームページから問い合わせをしてセミナーの日時や場所を教えてもらい参加する事もできますが、紹介者からの勧誘でセミナー参加して入会となる流れが一般的かと思います。
紹介者を経てセミナーに参加した場合、断りにくくなる場合も考えられますよね。
話を聞いてみたいと思っているだけの場合、全国福利厚生共済会に直接問い合わせてみた方が良いかもしれません。
退会の方法
さて、入会してみたはいいもののやはり肌に合わない、サービス自体にメリットをかんじないなどの不満が出てきた場合、退会を考えますね。
退会については電話での連絡が必要となります。
平日の9時半から17:30分までに079-457-3120に連絡する必要があるのです。
webサイトで受け付けてくれれば便利なのに・・・と思いますがいたし方ありません。
速やかに電話連絡からの退会手続きを取りましょう。
電話受付で退会手続きができますが、注意したいところは退会後1年間は再入会することができないという点です。
もう少し続けてみたい、このサービスは気に入っているなどの場合はしっかりと考えてから退会の連絡をしたいですね。
全国福利厚生共済会についての口コミ
なんとなく概要が掴めたら次に気になるのは世間一般からの評価です。
商品を購入する、サービスを利用するといったときに全く評判を気にせずに行動に移すということはあまりないですよね。
現在ではインターネットという便利なものがありますしリアルタイムで気になることを調べることが可能です。
全国福利厚生共済会についてどんな口コミがあるのかを調べてみました。
全国福利厚生共済会についての良い口コミ
システムについて
・在庫を持たないという強味がある。
・ネットワークビジネスとしてはリスクの少ない方法ではないか
・勧誘をしなくても自身のリスクは大きくなるわけではなくサービスを提供してくれることに変わりはないところがいい
会員の勧誘について
・他の会員を勧誘することを強制されない
・共済会会員として継続することをができる
・ノルマもないし、やりたければやればいいだけ
ライフサポートサービスについて
・大きな金額ではないけれど、節目節目にお祝い金などを頂けるのがうれしい
・クーポンなども意外と充実している
・まごころ基金に参加する事でボランティアに貢献できていると実感できる
実際に全国福利厚生共済会の提供する自己啓発セミナーやその他のライフサポートサービスなどを利用した上で納得し気に入っている人も会員の中には多数いらっしゃいます。
利用したうえでその良さをアピールしているわけですから、実際にサービス自体は良いものと考えることもできるでしょう。
ビジネス会員として相互扶助に参加し、過大な儲けを考えるのでなければサービス自体は納得できるものと言えるのかもしれません。
全国福利厚生共済会についての悪い口コミ
圧倒的に悪いイメージの口コミが多くみられました。
勧誘の方法について
・よくあるねずみ講のセミナーのようなイメージだった。
・良いことしか言わない、悪いことについての話が一つもなかった。
・大人数を集めて成功者の話を聞くスタイルがいかにもな勧誘セミナーだった。
サービスの質や利便性などについて
・御祝い金の金額が微々たるもので利用する意味を感じられない。
・個人賠償責任保険が最大5億とうたっているけれど掛け金が高い
・スマホアプリのクーポンの方が利用できる範囲も多く割引率も高い
相互扶助会員の報酬システム
・稼ごうと思って会員になったけれど報酬を得るためのハードルが高い
・報酬システムが複雑で本当に稼げるのか確信を持てない
・本当にいいシステムなのか自信が持てないから紹介もしづらい
といった口コミが見られました。
「ビジネスチャンスをものにしたくて入会したはいいけれど思ったほど稼げないことに気づいた」という口コミもありました。
なにより一番心に残ったのは以下の口コミです。
・勧誘もしていないのに他人に警戒されてしまうネットワークビジネス
これに尽きるのではないでしょうか。
ネットワークビジネスは、法律で認められているまっとうなビジネスです。
しかし、その手法を間違えると詐欺まがいの勧誘や強引な勧誘で世間で嫌われることになります。
まとめ
全国福利厚生共済会について調べてみてわかったこと。
・全国福利厚生共済会はマルチレベルマーケティング=MLMを行う公ではない共済会である
・共済会の会員には一般の共済会会員とビジネス会員の2種類がある
・勧誘の強制などはなく、退会についても自分の意志でいつでもできる
・入会すればライフサポートサービスを受けることができる
・社会貢献事業への参加による満足が得られる
といったことですが、この事実に対し良い口コミよりも悪い口コミの方が多く詐欺の様に思われていることもまた事実だと感じました。
ビジネスの手法に疑問を持つ方、また、会費に対するサービス内容の空虚感を持つ方が多くいるということをしっかりと念頭に置いて、入会・退会を考えてみる必要があるでしょう。
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